兵庫県丹波篠山市の青山台ゴルフ倶楽部のコース周辺の数カ所で、珍しい竹の花が咲いている。モウソウチクやハチクから稲穂のように下垂して咲いている。開花すると竹林が一気に枯れると言われており、竹林の1カ所では開花後、枯れた竹が広範囲に広がっている。
6月中旬に、植物に詳しい影浦正二理事長が見つけた。このほどあった理事長杯で、参加者に竹の花の開花を紹介したところ、参加者の間で話題となった。
井ノ上貞二支配人によると、同ゴルフコースでは、都市部の参加者がプレー中にタケノコを掘ったり、フキノトウやコシアブラなどの山菜を採って持ち帰ったりして喜ばれているという。
ただ、イノシシがゴルフコース上を掘ることもあり、整地して芝を張る作業に苦慮。竹林も広がりつつあり、周辺の田畑に迷惑がかからないよう対策を検討中という。
サルがコースに出没することもあり、バンカーをならすレーキをかついでいたというプレーヤーの話もある。
竹の花を見たキャプテン理事の能勢震次さんは「今まで見たことがないので感激した」と驚いていた。