4試合連続となる無失点の好投で、プロ入り2勝目を挙げた中森投手

兵庫県丹波篠山市出身で、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの3年目右腕、中森俊介投手(21)が9月30日、ZOZOマリンスタジアムで行われた埼玉西武ライオンズ戦に、中継ぎで登板した。4-4で同点の10回表にマウンドに上がり、小気味いいピッチングで三者凡退に抑えた。チームは、直後の10回裏に1点を取って5-4のサヨナラ勝ちを収め、プロ2勝目を挙げた。試合後にはヒーローに選ばれ、お立ち台に上がった。

先頭打者をセンターフライに抑えた後、続く打者には右中間へ大飛球を運ばれたが、センターの藤原恭大選手がジャンピングキャッチ。最後の打者にはフルカウントから、外角いっぱいに、糸を引くような147キロのストレートを投げ込み、見逃し三振に。中継ぎで4試合連続の無失点となった。

プロ初勝利を挙げた試合の時以来、2回目となったお立ち台では、「1点も取られてはいけない緊縛した場面。気持ちを乗せて、1球1球腕を振った」と、この日の登板を振り返った。チームのクライマックスシリーズ(CS)進出に向け、「1試合1試合が大事。投げる機会は全力で腕を振って、チームを勢い付けられるように」と、本拠地の大観衆を前に力強く誓った。