優勝は洋風「栗大福」 高校生がスイーツ考案 優秀作品は商品に

2023.10.25
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丹波篠山市商工会青年部とともに、審査員特別賞を喜ぶ柏原高校調理部の二人=兵庫県丹波篠山市網掛で

兵庫県丹波篠山市商工会青年部(上田康雅部長、構井友洋実行委員長)がこのほど、四季の森生涯学習センターで「第5回高校生グルメチャレンジ」の最終審査を行い、福知山淑徳(京都府)ペアの「栗大福キャラメリゼ」が優勝した。1位と、3位の柏原高校ペアの菓子は、スイーツ店「パティスリーエムズパッション」(同市杉)が商品化し、同店で販売している。

「丹波栗を使った豆皿サイズのスイーツ」をテーマに丹有地域の高校と福知山淑徳からレシピを募集。応募30点の中から、書類選考で絞られた5点の審査が行われた。

審査委員長の田中義治・市商工会長、同スイーツ店の松木満さん、市地域活動栄養士会「こまめや」の本荘賀寿美さん、上田部長の4人が、味、調理の手際の良さ、盛り付け、衛生管理などの項目を審査した。

商品化された優勝作品の「栗大福キャラメリゼ」

優勝ペアは、いずれも1年生の工藤あかねさんと北風瑞姫さん。優勝したスイーツは、栗ペーストを塗った栗を求肥で包み、黒蜜を広げた皿に載せて、カスタードを塗り、バーナーであぶった一品。工藤さんは「練習通りにできた。二人でカバーし合いながら進められた。商品として食べるのが楽しみ」と話していた。

3位の審査員特別賞には、柏原調理部でいずれも1年生の圓増那菜さんと竹内菜緒さんの「栗の抹茶マーブルパウンドケーキ」が選ばれた。圓増さんは「まさかの思いでうれしい」、竹内さんは「商品化されるのはすごく光栄」と喜んでいた。

審査員特別賞の「栗の抹茶マーブルパウンドケーキ」

2位は三田学園の「丹波栗マカロン」が選ばれた。2位は同スイーツ店が試作を重ね、2月頃に販売予定。

優勝チームに丹波焼詰め合わせ1万円分、丹波篠山の食材詰め合わせ1万5000円分、地元温泉施設の入浴券が贈られた。

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