霧の朝 風物詩「丹波霧」がまち覆う 特産生み出す要因の一つ

2023.10.18
地域注目自然

まちを覆った「丹波霧」。登り始めた朝日のやわらかな光が田畑に降り注ぐ=2023年10月18日午前6時50分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内は18日早朝、濃い霧に包まれた。秋から冬にかけて発生する風物詩の「丹波霧」だ。

盆地で昼夜の寒暖差が大きい内陸性気候による特有の霧。乾燥しがちな季節にあって、農作物に適度な水分を供給することなどから、黒大豆や山の芋などの特産を生み出す要因の一つとされる。

雲の中に入ったかのようなまちの野辺では草花も露をまとい、朝日を浴びてキラキラと輝く。霧が出た日は晴れる日が多い。18日は全国的に秋晴れになると予報されている。

 

冬には雲海も出現

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