地場食材で3商品開発 3―5日「丹波八宿青垣の秋」で販売 高校生が地元事業所と連携

2023.11.01
地域買う食べる

3日に販売する栗ぜんざいとあまごバーガーを手にする生徒=兵庫県丹波市青垣町佐治で

地元の事業所と連携し、兵庫県丹波市の名産を利用した新商品を開発し、販売する「地域ビジネス」を学ぶ同県立氷上西高校3年生が、3―5日に同市青垣町佐治市街地で開かれる味覚イベント「丹波八宿青垣の秋」(同実行委員会主催)に出店する。あまごバーガー、丹波栗のぜんざい、丹波栗のマリトッツォを販売する。いずれも販売は午前10時から。

足立栗園(同市青垣町、足立義郎さん)とコラボする「栗ぜんざい」(300円、60個。3日のみ)は、むき栗を煮詰め、ミキサーでつぶした栗の汁粉に白玉が入っている。小豆は使わない。

「あまごバーガー」(800円、60個。3日のみ)は、「FLOPPY BURGER HOUSE」(同市氷上町)の池内亮太さんの力を借り、商品化にこぎつけた。青垣名産のアマゴの内臓を取り出し、からっと揚げる。2種のタルタルソースを使っている。

5日に販売するマリトッツォ

栗のマリトッツォ(450円、100個。5日のみ)は、乳製品、小麦、卵を使わないのが特長。足立栗園の丹波栗と、無農薬栽培の丹波大納言小豆のあんこを、「Gluten Free Bakery369」(氷上町)の米粉パンで挟む。同店のメンデスカワハラ見尚子さんに小豆や栗を煮る甘さなどを調整してもらった。

ぜんざい班の谷川心寧さんと佐々木結羽さんは「とても栗を感じる。甘過ぎず食べやすい」と言い、バーガー班の山庄司亜瑠さんは「アマゴは頭から尻尾まで丸ごと食べられる。満足してもらえる」と自信をのぞかせる。マリトッツォ班の池内悠さんは、「和菓子感がある。アレルギーの私も安心して食べられる」と勧めている。

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