追い込みの時期に入った受験生を応援しようと、兵庫県丹波篠山市黒岡にあるJA丹波ささやまの直売所「特産館ささやま」が2日、「落ちない山の芋」の販売を始めた。同市の初冬の特産で、とろろが入った器はひっくり返しても「落ちない」ほどの粘り強さ。熊谷美鈴館長は、「山の芋のように受験も粘り強く頑張って。体にも良いので、健康にも役立ててほしい」とエールを送っている。
江戸時代から栽培されている山の芋は、同じくとろろになる長芋と比べて食物繊維やたんぱく質、アミノ酸、ビタミンB1が多い。粘りは3-4倍にもなる。
受験生の応援には、粘り強さにあやかるだけでなく、近くの春日神社で合格祈願も実施。祈祷した一瀬貞明宮司は、「がんばった受験生
の『もうひと粘り』になれば」と笑顔で話していた。
形状や重さによって値段が変わり、1個800円~1000円。合格祈祷をしたお守り(500円)も販売している。