兵庫県の古豪、氷上高校女子バレーボール部が、全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)の県予選大会を制し、5年連続39回目となる全日本選手権の出場権を得た。初戦から決勝まで1セットも落とさず、「絶対王者」の貫禄を示した。春高バレーは来年1月4―8日に東京体育館で開かれる。
初戦の親和女子、準々決勝の武庫川大附属、準決勝の神戸野田をいずれも2―0のストレートで下し、日ノ本学園との決勝に臨んだ。
決勝は川釣修嗣監督いわく、「過去4年の決勝で一番危なげなく勝てた」ほど、圧巻の試合運び。身長180センチの木下結稀主将(3年)や175センチの高下百々花さん(同)、173センチの池田莉奈さん(2年)ら長身の攻撃陣が得点を重ね、3―0と圧倒した。2、3年生のクラスメートも応援に駆け付け、選手の名前が入ったうちわを手に声援を送った。
木下主将は「『ブロックは2枚で』などの約束事を守り、ポジションごとにやるべきことができた」と振り返り、「ずっと目指してきた日本一になりたい」と力強く語った。