味わい「濃厚」 イチゴ狩りシーズン到来 春感じるハウスで食べ比べ

2024.01.28
地域観光

ハウス内で赤く色づくイチゴに顔をほころばせる親子=2024年1月28日午前10時32分、兵庫県丹波市氷上町新郷で

兵庫県丹波市氷上町新郷の「あぐり丹波3Dイチゴ園」で、今季のイチゴ狩り営業が始まった。来園客は、春を思わせる暖かいビニールハウス内で5種類のイチゴを食べ比べ、「甘い」と頬張っている。

計42アール、15棟のハウスで栽培しており、市内最大規模。品種は、甘みが強い「かおり野」や大粒の「やよい姫」、ビタミンCが豊富な「おいCベリー」などがある。管理が徹底されているハウス内の温度は20度前後。受粉のため、人に危害を加えないマルハナバチを飛ばす。

ハウス内の受粉で活躍するマルハナバチ

今季は暖冬の影響で、例年より2週間程度早く開園。スタッフの久下尊也さん(28)=同町=は「夏場の暑さで苗がダメージを受け、少し実が少ない印象はあるが、日がしっかりと当たっていたことで味は濃厚になっている」と話す。

完全予約制。1時間食べ放題。開園時間は午前10時―午後3時。月・火曜定休(祝日は開園)。

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