能登被災地へ派遣 丹波医療センターDMAT 「できることやる」

2024.01.15
地域注目

出発式で西崎院長から激励を受ける兵庫県立丹波医療センターDMAT=兵庫県丹波市氷上町石生で

兵庫県立丹波医療センターの災害派遣医療チームDMAT(隊長=寺井祥雄外科部長)が14日、能登半島地震被災地に向け出発した。石川県立中央病院(金沢市)内の石川中央DMAT活動拠点本部の指示で、17日までの予定で支援活動に従事する。

寺井隊長と、青木雅代さん、堀毛三津子さん、田中亮輔さんの看護師3人、業務調整員の重田直浩さんの5人が医療スタッフ。同病院DMATカーを運転する政井紀晴さん(氷上運送)を加えた6人チーム。

出発式で西崎朗院長(65)は、先行してDMATを派遣した県立災害医療センター、ひょうごこころの医療センターの院長から得た情報と、新型コロナ、インフルエンザ、ノロウイルスなどの感染症対策に留意するよう説き、「すでに災害関連死を含む220人の死亡が報告されている。おそらく多くのミッションが待ち受けていると思うが、自身の健康にも十分留意しつつ、しっかりとミッション遂行を」と激励。寺井隊長(48)は「初めての派遣。最前線でないかもしれないが、できることをやりたい」と決意を述べた。堀毛さん、重田さんは、東日本大震災など、災害時の支援に従事経験がある。

同病院、神戸大学医学部付属病院など5病院の5隊が派遣された。

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