兵庫、京都にまたがる丹波・丹後・但馬の「三たん」随一といわれる兵庫県丹波市柏原町の「柏原厄除大祭」が17、18の両日、柏原八幡宮(千種正裕宮司)で開かれている。地元では「雪の厄神」といわれており、大祭が営まれる2日間は雪が舞うほど冷え込むことで知られているが、今年は気温が高く穏やかな天候に。厄年を迎えた人を中心に、多くの参拝客が祈祷を受けたり、祈りを捧げたりしている。
創建1000年を迎えた節目に、「令和の大修造」に伴う本殿改修工事が完了。檜皮ぶきの屋根がふき替えられ、参拝者は約50年ぶりに新しくなった本殿で祈りを捧げたり、そばの厄除神社で無病息災を祈願したりした。
同県三田市から訪れた女性(60)は、親子で厄年を迎えたため参拝。「本殿が大変きれいになった。毎年のようにお参りしているが、今年も来ることができてありがたい限りです」と話していた。
同八幡宮のふもとには、露店が30店ほど並んだ。夜が近づくにつれて人出が増え、にぎわった。