柏原八幡宮(兵庫県丹波市柏原町柏原)で17、18の両日、恒例の厄除大祭が開かれる。創建1000年を迎えた節目に、「令和の大修造」に伴う本殿改修工事が完了。檜皮ぶきの屋根をふき替えるなど、約50年ぶりに新しくなった姿を披露している。今年は土、日曜の開催のため、より多くの参拝客が見込まれる。
昨年に続き、同八幡宮麓の西市庭に30店ほどの露店が出店。同大祭に合わせ、会場周辺で市民の作品展なども催される。
本殿の改修は1976年(昭和51)以来。同市山南地域に伝わる技術、檜皮ぶきの屋根を全面ふき替えたほか、本殿内の調度品も新調。随所に修繕を施し、すがすがしい姿で参拝客を迎え入れる。
本殿向かって左側の厄除神社は昨年、外観工事が完了。250年前の往時の姿を取り戻していたが、手つかずだった若田重兵衛作の彫刻に彩色を施した。
千種太陽(もとはる)禰宜(40)は、「社殿が新しくなると、神様の力が増すと考えられているので、御利益を頂いてもらえれば。今年は早々に大きな地震があったりしたが、これ以上、災いが起こることにないよう、被災地の復興と世界平和を祈りたい」と話している。
臨時駐車場を旧柏原赤十字病院跡地、丹波県民局、崇広小学校駐車場に設ける。