ピイピイ 「キセキレイ」のヒナすくすく 事業所倉庫で2年続けて子育て中

2024.04.30
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親鳥から餌を受け取るキセキレイのヒナたち。「ピイピイ」の大合唱が響く=2024年4月30日午後零時14分、兵庫県丹波篠山市小枕で

兵庫県丹波篠山市小枕にある「農福連携」の就労継続支援B型事業所「たすきファーム」の作業場兼倉庫の一角に野鳥のキセキレイが営巣し、6羽のヒナがすくすくと育っている。昨年も同じ場所に営巣しており、事業所では「また来てくれた」と話題になっている。

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巣は1・5メートルほどの低い位置で、昨年の巣を再利用しつつ、内側を補強するなど”リフォーム”。ヒナたちは親鳥がせっせと餌を運んでくるたび、「ピイピイ」と鳴きながら大きな口を開け、口移しで”ごはん”を食べている。

事業所代表の橋元工さん(55)によると、昨年は一度目にかえったヒナがカラスかヘビにやられたものの、同じ巣に再び卵を産んだことから、24時間ラジオをつけるなどしてサポートして無事に巣立った。今年も同様に”子育て支援”に励んでいる。

橋元さんは、「キセキレイは幸せを呼ぶといわれるそう。おかげで昨年は事業所に良いことがたくさんあり、幸

倉庫の一角ですくすくと成長しているキセキレイのヒナたち。モフモフ=2024年4月30日午後零時28分、兵庫県丹波篠山市小枕で

せを運んでくれた」とにっこり。「今年も巣を作ってくれて、『この一年もがんばれよ』と励まされている気分。無事に巣立ってくれたら」と話している。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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