ギョギョシ! 夏を告げる夏鳥「オオヨシキリ」 大音量でさえずり響かせ

2024.06.17
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「ギョギョシ、ギョギョシ」と大音量でさえずるオオヨシキリ=2024年6月16日午前9時31分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内に特徴的なさえずりが響き渡る。「ギョギョシ、ギョギョシ」―。夏鳥の「オオヨシキリ」だ。

全長18・5センチで、全体的に淡い褐色。熱帯地域で越冬し、日本には夏鳥として飛来する。名の通り、植物のヨシを束ねて巣を作る。ちなみに一夫多妻だそう。

さえずりを漢字にした別名「行々子」は夏の季語。俳人・小林一茶も「行々子 口から先に生まれたか」と詠んだ。

オスのギョギョシはとにかく大音量で、なわばりを主張したり、求愛の意味が込められている。そういえば16日は「父の日」。「お互い頑張ろう」と心の中で励ましておいた。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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