兵庫県丹波篠山市大山地区の特産品「大山スイカ」の販売が始まった。初日の19日、集荷拠点の大山ライスセンター(同市一印谷)には、14軒の栽培農家が丹精した大玉のスイカがごろごろと並べられ、待ちわびた“初物”を買い求める客らでにぎわった。
JA丹波ささやまによると、大山スイカには、在来種の「富士光」と、耐病性が高い「祭ばやし」の2品種がある。いずれも大玉で糖度が高く、シャリシャリとした食感が特徴。販売価格は重さによって異なるが、おおむね3000―3500円。
同JAスイカ部会長の雪岡昌さん(71)は、「今年は受粉時期にあたる6月に長雨にたたられ、着果が少し悪かったことから、初日の集荷量は少なめ。ただ、味は変わらずおいしいです」と太鼓判を押している。