第28回全国高校女子硬式野球選手権大会(兵庫県丹波市など主催)の決勝が3日、阪神甲子園球場(同県西宮市)であり、神戸弘陵学園が花巻東を3ー0で破って頂点に立ち、史上初の2年連続春夏制覇という偉業を成し遂げた。同大会の決勝は2021年から毎年、甲子園で行われており、今年も”野球の聖地”で女子選手たちがはつらつとしたプレーを見せた。
決勝は投手戦となり、五回までスコアボードにゼロが並んだ。六回表、神戸弘陵は相手エラーや2番・矢島莉々果さん(2年)のタイムリーヒットで2点を先制。七回表には丹波市出身の9番・津田美波さん(3年)がスクイズを決め、貴重な追加点を挙げた。
先発の阿部さくらさん(2年)が6回3分の2を投げ抜き、最後の一人となったところで伊藤まことさん(3年)にスイッチ。最後の打者をレフトフライに打ち取り、歓喜の輪をつくった。