海外2レースを転戦 ペルーとイタリアへ トレイルランの中谷さん

2024.08.19
地域地域自然

海外レースを転戦する中谷さん(提供)

山野を駆け抜けるトレイルランニングのプロランナー、中谷亮太さん(33)=兵庫県丹波市=が、今月末から9月上旬にかけて海外レースを転戦する。国内外のレースで好成績を収めていることから、招待選手として出場する。

30日から、南米ペルーのアンデス山脈を走る「アンデスレース」の100キロ部門に出場する。酸素が薄い標高2800―4700メートルを走る過酷なレース。現地で高地順応してから臨む。

中谷さんによると、過酷さで有名なレースで、数百人がエントリー。日本では北アルプスを縦走するトレーニングを積んでおり、「目標とする15時間を切れれば、優勝に手が届くかもしれない」と語る。

9月10日には、イタリアのレース「トットドレット」に参戦する。130キロあり、登った標高の合計「累積獲得標高」は1万2000メートル。完走できれば、翌年の世界最高峰のレース「トルデジアン」(200マイル)への出場権が得られる。

ペルーのレースから中10日ほどしかなく、疲労がたまった状態で、再び過酷なレースに臨む。また、10月には中国のレースに出場する。

海外レースで結果を残すことで、自身が実行委員長を務める大会「丹波100アドベンチャートレイル」に海外選手を招待するきっかけにしたいという。「まずはペルーで結果を残し、来年のトルデジアンに弾みを付けたい。言葉や食事など、不安要素は多いが、それも楽しめたら」と意気込んでいる。

インターネットを使ったクラウドファンディングで、活動資金を募っている。詳細は専用サイトから。

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