越冬地への旅立ちが近いコシアカツバメ。この地で生まれ育った鳥たちに、「またね」＝2024年9月26日午前8時10分、兵庫県丹波篠山市内で

ようやく気温が落ち始め、少しは秋を感じるようになってきた兵庫県丹波篠山市内で早朝、電線に数百羽の鳥の群れ。夏鳥の「コシアカツバメ」だ。

全長18.5センチほど。通常のツバメよりも少し大きい。

市内では3月末ごろから飛翔するようになり、民家の軒などで子育てに励んでいた。ひなが成長し、気温が下がってきたことから、群れを作って越冬地の東南アジアなど南方に向けて旅立つ。

ツバメの大集団は、これから数千キロにも及ぶ越冬地への”旅立ち”が近いこと、そして、秋が本格化することを伝えてくれる。

このまちで生まれ、育ったツバメたち。一斉に飛び立つ姿に、「元気で。また来年」とエールを送った。

「夏」が行く―。

【丹波新聞鳥部】（※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました）

旅立ちを前に数百羽の大集団を作っているコシアカツバメ＝2024年9月26日午前8時2分、兵庫県丹波篠山市内で