一皿で4カ国の味! ”斬新”なオードブル提供開始 市内店舗がタッグ

2024.09.03
丹波市地域注目食べる

4カ国の味が楽しめるオードブルを提供する奥畑さん(前列右)、ザイカオーナーのプラサード・ヴィノードさん(前列左)、播磨屋店主の西田季哲さん(後列右)、オセヨ店主の森口珠榮さん=兵庫県丹波市柏原町柏原で

兵庫県丹波市内の4店舗がタッグを組み、一皿で日本、韓国、インド、インドネシアの4カ国の味が楽しめる斬新なオードブル「ヨンミィー」の提供を始めた。コロナ禍で高まったテイクアウトの需要に応えて考案。各国の本格的な家庭料理など約15品を並べる。4―100人前まで幅広く予約を受け付ける。近隣の場合、2皿以上頼めば配達もできる。

料理旅館「播磨屋」(山南町和田)は、甘辛いみそを塗ったアユの田楽やだし巻き卵などを、韓国の家庭料理を提供するゲストハウス「オセヨ」(柏原町柏原)は、のり巻きのキンパや肉料理のプルコギ、キムチなどを用意する。インド料理店「ザイカ」(同)は、チキンマサラカレーやタンドリーチキン、串焼きのシークカバブなどを、JR柏原駅構内のレストラン「山の駅」(同)は、インドネシアで親しまれている焼き飯料理ナシゴレンを提供する。

丹波市産食材を使った名産品を開発する「丹波うまいもん研究会」会長で、山の駅店主の奥畑和也さん(56)が発案。同会に所属していたり、懇意だったりする4店の店主に声をかけた。

奥畑さんによると、コロナ禍が明けた後、昼の客足は戻っているが、夜は鈍く、テイクアウトの需要は高いままという。一般家庭だけでなく、会社の宴会、懇親会などでの利用を想定している。

奥畑さんは「今回のオードブルはスパイシーな夏バージョン。冬バージョンも出したい」と言い、「おいしく、個性豊かな店が丹波市にたくさんあることも知ってほしい」と話す。

一皿1万2800円。どの店でも注文できる。3日前までに予約を。20人前以上は10日前までに予約を。

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