兵庫県丹波篠山市内にある鉄道の駅で、同県丹波市の男性(47)が、駅員が置いたバッグの横に見たことのない鳥がしゃがんでいるのを見つけた。写真に撮って調べると、渡り鳥(夏鳥)の「オオミズナギドリ」だった。
「愛嬌があり、駅員さんのマスコットかな。それにしては大きいなと思った」と男性。
「京都府の鳥」で、府内では舞鶴市の冠島のみに生息し、11月上旬に島を離れる。飛翔力があるが、悪天候や体力不足で時に落下することがある。落下すると、地表からは飛び立てない。男性は、「ホームと線路の段差を生かし、飛んでくれたらいいが」と話す。
翌日、記者が確認に行くと姿はなかった。無事に出立したことを願う。