発泡性清酒予約受け付け ミチのムコウ×狩場一酒造 今月から店頭販売開始

2024.12.04
丹波篠山市地域買う

「ミチのムコウ」の購買予約を呼びかける置塩ひかるさん(左)と狩場一酒造の岡村寛治さん=兵庫県丹波篠山市波賀野で

担い手がなくなった兵庫県丹波篠山市古市地区の田んぼで、都市住民を含めた約100人で栽培した酒米で造った発泡性清酒「ミチのムコウ」の一般販売分の予約が始まった。狩場一酒造(同市波賀野)で受け付けている。3年目の取り組み。

新しい里山モデルを創る団体「ミチのムコウ」(吉良佳晃リーダー=同市不来坂)が、都市住民を中心に酒米「五百万石」を栽培。収穫した米を使い、狩場一酒造がタンクの中で完熟する前に瓶詰めし、瓶の中で2次発酵させる「瓶内二次発酵」という製法で造る。

これまで一般販売分の商品名は、会員から募集した名前を付けていたが、「ミチのムコウ」の取り組みを広めようと、今年から商品名を団体名と同じにした。

一般販売分は700本。12月17日に届くよう発送する。店頭販売は同15―31日。720ミリリットル3300円。

同酒造ホームページ(https://syuugetu.jp/)からか、電話(079・595・0040)で予約する。

また、来年度(2025年3―9月)に農業体験をする会員も募集している。参加費は1口3万円。「ミチのムコウ」6本が付く。

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