雀のなる木 寒さ対応でスズメが群れ 冬の風物詩も小規模に?

2025.01.27
注目

集団を作って冬に対応しているスズメたち。群れがとまった木は、「雀のなる木」のよう=2025年1月27日午前8時29分、兵庫県丹波篠山市内で

本格的な冬を迎えた兵庫県丹波篠山市。まちを歩くと、スズメたちが群れを作り、一丸となって寒さに対応している。冬の風物詩とも言える光景だ。

野鳥は寒さ対策で脂肪を蓄えたり、羽の中に空気の層を作って膨らむほか、互いに体を温め合うことや、複数の方が餌を見つけやすいなどの理由から集団を作る。

「チュンチュン」の合唱を頼りにレンズを向けると、植木に30羽ほどのスズメたち。その光景は、「雀のなる木」だ。

餌場や巣をつくる木造住宅の減少などで、スズメの個体数は減っているとされる。確かに、丹波篠山でも冬の群れが小規模になっていると感じる。人の行動に左右されることに複雑な気持ちになりながらも、どうか、みんなで生き抜いてほしいと願った。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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