兵庫県丹波篠山市内の全14小学校で21日、卒業式が行われ、320人の卒業生が、在校生や保護者、教師らに見送られ、思い出多い学び舎を巣立った。
西紀南小学校(85人)では、12人が門出を迎えた。近成真介校長が卒業生一人ひとりに卒業証書を手渡し、「壁にぶち当たってもくじけずに、自分をしっかり見つめ、そして、周りの人の助けも得ながら、前を向いて歩んでほしい。夢や目標に向かってさらに努力をして」とはなむけの言葉を贈った。
卒業生たちは、小学校生活の思い出を振り返り、「6年間で得た自信を胸に、夢に向かって歩んでいきます」と声を揃え、それぞれが大切にしたい言葉を披露。個性の「個」と発表した男子児童は、「小学校生活6年間で自分らしさを持ち、自分を成長させることができた。中学校生活という新天地でも他人に流されるのではなく、自分の個性を大切にし、成長していきたい」と力強く宣言した。