「サムライジーンズ」などを製造・販売している「サムライ」(大阪市)が、兵庫県丹波篠山市野間に綿の収穫から布作り、染色までを体験できる施設「SASAYAMA COTTON BASE(ササヤマコットンベース)」をオープンした。「お披露目の会」が開かれ、酒井隆明市長ら来賓も招かれ、オープンを祝った。
野上徹社長は「丹波篠山には素晴らしい特産品があるが、綿もその仲間入りをさせていただき、この施設も観光の名所の一つになれば」とあいさつ。酒井市長は「農家が減少し、集落の維持が課題の中、サムライの世界発信は農村に大きな勇気を与える」などと期待を込めた。
また、地元野間の酒井篤弘自治会長は「野間の特産が、綿、ジーンズになればうれしい」と歓迎。野間里づくり協議会の酒井好弘会長も加わり、鏡開きが盛大に行われた。
参加者らは早速、綿繰り機や紡績機械などを見学したり、体験したりし、綿の製作工程を学んだ。
同地区では現在、約3・4ヘクタールの綿を栽培している。



























