兵庫県丹波市の青垣いきものふれあいの里は13日午前9時半―午後零時半、同水分れフィールドミュージアム(同市氷上町石生)と水分れ公園(同)で開く、「ヤマトフキバッタ」の観察会の参加者を募集している。同バッタには、尾羽の形から「丹波型」タイプがあり、本州一低い分水界という地形が交雑に関係したと考えられている。同バッタの地理的変異に詳しい、神戸学院大学人文学部教授の川上靖さんの講話を聞き、同公園で実物を捕まえて観察する。今の時期は、幼虫と成虫の両方を捕まえられるという。
川上さんらの研究によると、同バッタの雄は、尾羽の形で4つの地理型に分類できる。本州、四国、九州のほとんどが基本型で、局地的に丹波型、氷ノ山型、大和型がある。
昨年、同施設運営委員会の視察研修で鳥取県立博物館を訪れた際、当時同館学芸課長だった川上さんから「丹波型」の興味深い話を聞き、地元の人に知ってもらおうと企画した。
飲み物、虫籠、虫取り網など持参。無料。青垣いきものふれあいの里に電話で申し込む。
























