初めての「夏まつり」 屋台に音楽、”縁日”も 兵主神社で15日「思い出にして」

2025.08.13
丹波市地域地域歴史注目

初めて開く夏まつりへの来場を呼びかける吉住さん、村山宮司、奥畑さん(左から)=兵庫県丹波市春日町黒井で

兵庫県丹波市春日町黒井の兵主神社(村山勝一宮司)が15日午後4―9時、境内で初めての「夏まつり」を開く。同神社は今年1月、「初えびす祭」で初めて屋台を出店。好評だったことから、夏にも出店を伴う催しを、と企画した。屋台や射的などの”縁日”、拝殿前の特設ステージで音楽ライブを催す。また、丹波市内のサッカーチームでコーチをしている村山宮司(52)が、ミニサッカー大会を企画した。

屋台は8店舗。初えびす祭でも関わった、同市内の飲食店主らでつくる「丹波うまいもん研究会」(奥畑和也会長)が出店に協力する。唐揚げやかき氷、りんご飴、ベビーカステラなどを味わえる。キッチンカー3台も並ぶ。境内の竹林などに40席ほどを置き、ビヤガーデンを設ける。縁日は、射的やお面販売、スーパーボールすくいなどが楽しめる。

音楽ステージは、市内高校生らが出演。祭りに協力する地元の黒井城跡地域活性化委員会(吉住孝信代表)は、同城跡の御城印を販売する。ビンゴ大会(カード1枚200円)も実施する。

普段、同神社を訪れることが少ない若い世代にも足を運んでもらおうと企画した。実行委員長を務める村山宮司は、「地元に『こういう場所があるんだ』と再認識してもらい、夏まつりを思い出にしてもらえたらうれしい」と笑顔。「今後も続け、いろんな人を巻き込んで大きなイベントにしたい」と話している。

関連記事