本格フラメンコ公演 21日、丹波篠山市で 「異文化との出会いを」

2025.09.04
地域注目観光

フラメンコ公演の来場を呼びかける出演者の向さん(右)、企画した酒井代表(左)、丹波篠山市内の教室でギターを担当している柏原町の本庄幸太郎さん(手前)=兵庫県丹波篠山市西岡屋で

兵庫県丹波地域の音楽イベント企画グループ「サカイエンタープライズ」が9月21日午後2時―、3時45分―の2回、ユニトピアささやま(同県丹波篠山市矢代)でフラメンコ公演「¡Chispa!(チスパ)―フラメンコの魅力/異文化との出会い」を開く。同市内で教室を開講しているプロのフラメンコダンサー、向京子さんら3人の踊り手のほか、ギタリスト、歌い手ら6人が出演する。

昨年12月、新たんば荘(同市郡家)に観客約100人を集め、好評だったフラメンコライブに続く第2弾。観客から要望があったフラメンコや各曲の説明を加えながら、10曲ほどを披露する。

「労働歌としてのフラメンコ」「大航海時代 南米との出会い」「南米音楽の変遷―スペインによる征服がもたらしたもの」「現代のフラメンコ」をテーマとしたフラメンコの歴史を追いながらギター、歌、踊りの三位一体の芸術を届ける。

向さんは大阪市出身。大学在学中にフラメンコと出合い、本場・スペインで学んだ。現在、丹波篠山市内のほか、合同会社スタジオNORA大阪(大阪市浪速区)や、NHK文化センター梅田教室などで指導している。

向さんのほか、踊り手は関西や名古屋で活動の小林祐記代さん、関西を中心に活動の辻本元之さんが出演。歌い手は東京や関西で活動の松林由美さん、ギターリストはブラジル出身のロドリゴ・マベルさん。南米の民俗音楽フォルクローレ奏者の渡部勝喜さんが篠笛で特別出演する。

向さんは「丹波篠山でしかできないさまざまな文化の融合をお見せできれば」と来場を呼びかけている。

1部、2部は同内容。前売り5000円。当日5500円。

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