秋の大粒 高級ブランド「丹波栗」収穫期に 味覚の秋スタート

2025.09.24
地域注目自然観光

高級ブランドとして名高い「丹波栗」を収穫する栽培農家。割れたイガから、大粒の”秋”が顔をのぞかせる=2025年9月24日午前10時24分、兵庫県丹波篠山市新荘で

兵庫県丹波篠山市の特産で、高級ブランドとして名高い「丹波栗」が収穫シーズンに入った。

丹波栗(京都では丹波くり)は、兵庫と京都にまたがる丹波地域で栽培されている和栗の総称。大きさや風味、色つやがよく、栗の最上級品として和菓子や洋菓子にも使われ、高い評価を得ている。その歴史は古く、丹波篠山では平安時代後期の史料にも登場する。

収穫が始まったのは基幹品種の「銀寄(ぎんよせ)」。市によると、今年は夏場の高温で出荷に遅れがみられたが、8月10日以降は定期的な降雨もあったため、順調に肥大していると想定されるという。JA丹波ささやまが運営する「特産館ささやま」(同市黒岡)などで販売している。

ようやく涼しくなり、秋を感じられる昨今。味覚の秋も始まった。

 

 

 

 

 

和栗の最上級品種として知られる大粒の丹波栗=2024年9月24日午前10時0分、兵庫県丹波篠山市内で

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