兵庫県丹波篠山市の特産で、高級ブランドとして名高い「丹波栗」が収穫シーズンに入った。
丹波栗(京都では丹波くり)は、兵庫と京都にまたがる丹波地域で栽培されている和栗の総称。大きさや風味、色つやがよく、栗の最上級品として和菓子や洋菓子にも使われ、高い評価を得ている。その歴史は古く、丹波篠山では平安時代後期の史料にも登場する。
収穫が始まったのは基幹品種の「銀寄(ぎんよせ)」。市によると、今年は夏場の高温で出荷に遅れがみられたが、8月10日以降は定期的な降雨もあったため、順調に肥大していると想定されるという。JA丹波ささやまが運営する「特産館ささやま」(同市黒岡)などで販売している。
ようやく涼しくなり、秋を感じられる昨今。味覚の秋も始まった。

























