「寒露」の朝 草の葉には玉のような露 朝晩冷え込み、秋深まる

2025.10.08
地域注目自然

草の葉に付いた、玉のような露。8日は「寒露」。秋が深まる頃とされる=2025年10月8日午前8時34分、兵庫県丹波篠山市内で

8日は二十四節気の一つ「寒露(かんろ)」。暑い夏が終わって朝晩の冷え込みが強まり、秋が深まっていく頃とされる。

兵庫県丹波篠山市内は気温が落ち着き始め、朝晩がずいぶん涼しくなった。寒露の朝の草むらにレンズを向けると、草の葉に玉のような露が付いている。日の光を受けるとキラキラ輝き、宝石にも似た美しさだ。

市内では9月末から時折、霧も出るようになった。「丹波霧」と呼ばれるもので、乾燥しがちな季節にあって、農作物に適度な水分を供給することなどから、黒大豆や山の芋などの特産を生み出す要因の一つとされる。

耳をすませば、虫たちが奏でる秋のメロディーも聞こえる。季節が移ろっていく。

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