兵庫県丹波市立南小学校でこのほど、2、3年生が「ストレスコントロール」をテーマにした授業を体験した。怒りを感じたら息を吐き、腹が立った気持ちをコントールし、少し怒りを落ち着かせることを学んだほか、自分の気持ちを理解した上で、相手の気持ちを考える練習をした。
自分と相手の気持ちを考える練習は、親に「ゲームやめて勉強しなさい」と言われた想定で実施。本音、親への返事、親が「勉強しなさい」と言う気持ちを考えた。
2年生は、保護者が「親役」を務め、「ゲームやめて―」のせりふを言った。児童は、「無理」「いやだな」「別の所でやろう」「はーい」などという自分の本音、「無理」「はーい」「分かった」「ラスト1回」など、親への返事を考えた。
さらに、「ゲームをやめなさい」と叱る親の思いを想像。「ゲーム画面を見過ぎて目が悪くならないように言っている」「大人になったときに後悔しないように」などと考えた。
講師を務めた丹波教育事務所のスクールカウンセラー冨永良喜さんは、「怒りは悪い感情じゃないけれど、怒りに振り回されず、良いエネルギーに変えて」と助言した。
2年生の児童は、「(ゲームやめて―と言われたとき)お母さんが嫌にならないよう、言い過ぎないようにする」と話していた。


























