多世代多文化で「縁日」 たこ焼きなど高校生以下無料 23日、交流施設で開催

2025.11.20
地域注目

「アグリフェスタ」で縁日に参加する児童や外国の人たち=兵庫県丹波篠山市小枕で

兵庫県丹波篠山市小枕にある多世代・多文化交流施設「アグリステーション丹波ささやま」で23日午前11時―午後3時、「アグリフェスタ2025」が開かれる。たこ焼きや射的などのブースが並び、高校生以下は無料。同施設に集う地域住民、子ども、学生、さらには外国の人たちが交流する「アグリ万博」と銘打ち、多世代かつグローバルな〝未来型縁日〟をつくり上げる。

縁日ブースは、缶バッチづくり、たこ焼き、ポップコーン、射的、スーパーボールすくい、千本引きなどがあり、スタンプラリー形式で巡る。

公益財団法人「日本財団」やNPO法人「ラーニングフォーオール」の支援を受けており、縁日ブースは無料で実施する。

ポップコーンは、小学生対象の起業体験も兼ねており、特産の黒大豆のきな粉をフレーバーにした商品を開発し、提供するまでの流れを体験する。

学びのステージでは、篠山産業高校の生徒たちが作った巨大ルーレットやストラックアウトが登場。神戸大学の学生団体「ルオント」による食育企画もある。

また、同施設で活動する外国人ボランティアが各国の料理を有料で販売。「ふれあい牧場」として、ヤギやウ
サギとの触れ合い体験もある。

同施設は一般社団法人・アグリステーション丹波ささやま(西尾雅子代表)が管理・運営。イベントには子どもたちの自主性や社会性の醸成、異文化交流、地域活性化などさまざまな意味を込め、子どもたちの居場所でもある同施設の認知度向上を図る。

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