子どもたち自作の人形劇上演 「見た人を幸せな気持ちに」 23・24日ちるみゅーでフェスタ

2025.11.19
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「見に来てね~」。フェスタへの来場を呼びかける「ささやまこども人形劇団」のメンバーたち=兵庫県丹波篠山市小田中で

兵庫県丹波篠山市小田中の篠山チルドレンズミュージアム(ちるみゅー)で23、24の両日に開かれる「丹波ささやま人形劇フェスタ」(同実行委員会主催)に同市内の小学3年生―高校1年生の子どもたち6人でつくる「ささやまこども人形劇団sixパペット」が出演する。出演は23日午前11時15分からと午後2時からの2回。自ら手がけたオリジナルストーリー「めちゃくちゃトナカイからのプレゼント」を上演する。6人は観客を楽しませようと練習に励んでいる。

メンバーは、後藤珠心さん、榊山麦奈さん、粟野紗也さん、後藤望心さん、小林小夏さん、榊山心琴さん。

プロの人形劇団、クラルテ(大阪市)の団員、竹内佑子さんが指導。9月から週1回、練習している。

子どもたちが考えた物語はクリスマスがテーマ。クリスマスプレゼントを配達する会社に勤めるおっちょこちょいのトナカイが主人公。配達先を間違えるなど、いつも失敗ばかりで、ついに堪忍袋の緒が切れた社長から、よその国のトナカイの仕事ぶりを見て、学んでくるようにと命令が下る。そこで懸命に働き、成長して国に戻ったトナカイ。さて、その仕事ぶりは―というあらすじで、上演時間は30分。

懸命に練習に励む「ささやまこども人形劇団」のメンバーたち=兵庫県丹波篠山市小田中で

子どもたちは幅約5メートルの舞台で、手作りした人形18体をいきいきと操って物語を展開する。

練習では、人形の動かし方や、より物語が楽しく進むようにせりふを追加するなど、積極的に意見を出し合った。

6人は、「見た人を幸せな気持ちにさせる物語に仕上がった。楽しかったと言ってもらえるように頑張りたい。皆さんの記憶に残るようなお芝居ができたら。来場していただき、ぜひ劇の感想を聞かせてほしい」と話している。

11回目となる同イベントには、県内外からアマチュア人形劇団14団体と、同ミュージアムで毎月定期的に上演しているクラルテが出演する。

クラルテの公演は、23日午後1時15分からと3時から「かってなくま」を、24日は正午からと午後2時45分から「○・△・□~なにしてあそぼ~」を上演する。

かまど料理や飲食屋台が出るほか、和太鼓ユニットSensuiの演奏(23日正午―)やマジックショーなどもある。

入館料(大人700円、小・中学生500円、2歳以上250円。丹波篠山市民は無料・要証明)で人形劇を鑑賞できるが、クラルテの公演のみ別途500円。イベントの詳細は同ミュージアムのホームページで。

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