60周年の演奏会 「メロマン室内管弦楽団」 シベリウスなど3曲披露

2025.11.21
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本番に向けて懸命に練習する団員たち=兵庫県丹波篠山市網掛で

メロマン室内管弦楽団(酒井祐治代表)は、23日午後2時から田園交響ホール(兵庫県丹波篠山市北新町)で結成60周年記念の「第47回演奏会」を開く。シベリウスやベートーベン作曲の3曲を演奏する。客演指揮者、和田敦さんは、「3大ピアノ協奏曲と言われている『皇帝』冒頭のピアノソロからのオーケストラが特に聞きどころ」と話し、来場を呼びかけている。

シベリウスの「アンダンテ・フェスティーヴォ」は常任指揮者の岸本竜太郎さんがタクトを振る。ベートーベンの「ピアノ協奏曲第5番『皇帝』」は、若手ピアニストの前田嵩人さんを招いての演奏。同曲とベートーベンの「交響曲第2番ニ長調 作品36」は、昨年に続いて和田さんが指揮を執る。

同楽団最年少で母親の弓衣さんと共に、定期演奏会で初めて演奏する水田咲来さん(多紀小5年、バイオリン)は「アンサンブルをやってみたいと思って入団した。弾けるところをしっかりと弾きたい」と本番を楽しみにしている。

月2回、日曜に四季の森生涯学習センター(同市網掛)や西紀老人福祉センター(同市宮田)で練習している。前日の22日、田園交響ホールで最後の練習をして本番を迎える。

同楽団は1965年、旧篠山町内の音楽愛好家や中高生で結成。翌年、篠山幼稚園遊戯室で第1回演奏会を開いた。88年、たんば田園交響ホールの完成を記念し、市内のコーラスグループや元団員の畑儀文さんらと共にオペラ「魔笛」を上演。2013年には、約230人の合唱団と共に「第九」を演奏した。団員は丹波篠山、丹波市を中心に40人が所属している。

入場料は前売りが800円、当日1000円。高校生以下無料(整理券が必要)。チケットは同ホールで販売している。駐車は三の丸広場(無料)に。

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