
地元有志としめ縄飾り「めがね」を作る児童たち=兵庫県丹波市春日町朝日で
兵庫県丹波市の船城小学校の全校児童(52人)が、同小体育館で、地元のお年寄り12人と、正月のしめ縄飾り作りを楽しんだ。30年以上続く伝統行事で、地域住民との交流を通して、児童らに地元の良さを感じてもらうことが目的。同小が田植えから稲刈りまで取り組んだコシヒカリの稲わらや、有志らが持ち寄ったもち米のわらなども使い、しめ縄飾り「めがね」を仕上げた。
縦割り班に分かれた児童らは、住民らの手を借りながら、縄が均一の太さになるように、水で湿らせた縄をなっていった。「うまい」と声をかけてもらい、慣れた手つきで編んでいく高学年の姿も見られた。仕上げにユズを飾りつけ、2つの輪が並ぶ「めがね」が出来上がった。
3年生の児童は「おじいちゃんたちに優しく教えてもらって、簡単にできた」と笑顔。児童に優しく指導していた男性(89)は「みんな上手だった。普段、体験する機会の少ない子どもたちにやってもらえてうれしい」と話していた。


























