まさかの3度目埋め戻し タイムカプセル「再会のきっかけに」 97年度小学校の卒業生

2026.02.02
丹波篠山市地域注目

タイムカプセルを掘り起こす大山小1997年度卒業生ら=兵庫県丹波篠山市大山新で(提供)

兵庫県丹波篠山市立大山小学校を1997年度に卒業し、40歳になった4人とその保護者6人、当時の担任だった岡本真砂夫教諭(54)の計11人がこのほど、同校に集まり、卒業記念に校門そばに埋めたタイムカプセルを掘り起こした。カプセルを掘り起こしたのは3度目。卒業生たちは20歳、30歳と節目のたびにこのカプセルを掘り起こしてきたが、集まるきっかけを失うことを心配して埋め戻していた。今回こそ埋め戻すことはないだろうと臨んだが、「同級生は20人もいるのに、4人しか集まらなかった」ことを理由に、近い将来の再会を誓い、そしてその目標を見失わないようにと、3度目の埋め戻しとなった。

タイムカプセルはガラス製ののりの瓶で、中には6年生の時に教室に貼っていた、児童それぞれの顔写真と、チャームポイント、好きな教科、好きな食べ物、将来の夢、未来の自分へのひとことなどを記したプロフィール票と、30歳の時の掘り起こしの際に追加した「10年後の自分へのメッセージ」などを詰めていた。

10年ぶりに中身を確認したところ、状態は良好。プロフィール票とは3度目の対面とあって、特段、感動も思い出話に花が咲くこともなかったが、掘り起こしの前に同校隣の「大山緑の会館」で開いた会食は大いに盛り上がった。

卒業生の母親が手作りしたおでんをはじめ、オードブルなどに舌鼓。岡本教諭が十八番(おはこ)の手品を披露したり、参加者それぞれが近況報告を行ったり、小学校卒業時に制作した“思い出ビデオ”を鑑賞したりして旧交を温めた。

発起人の長澤聡志さん(40)は、「この日が来るのを毎年カウントダウンして過ごしてきただけに開催できて肩の荷が下りた。親世代が積極的に段取りをしてくれて助かった」といい、「互いに小学生時代と変わらず話ができて楽しかった。50歳までにもう一度、集まりたい。今度こそ、カプセルを埋め戻さなくても良いくらい大勢で集まって掘り起こしたい」と話している。

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