兵庫県丹波篠山市の芸術家や教育関係者らでつくる市民グループ「Fog Arts Project(フォグアーツ・プロジェクト)」(押部匡子代表)は14日、篠山チルドレンズミュージアム(同市小田中)で、播州織の端切れを使った体験型ワークショップ「アーティストといっしょに素材であそぼう!」を開く。参加者を募集している。対象は子どもで、親子での参加も可。午前11時―正午と午後1時半―2時半の2回実施する。
昨年9月に7人で結成したグループ初の事業。播州織は西脇市を中心に生産される綿織物。講師は造形作家で兵庫教育大学教授のあさうみまゆみさんと、造形作家のほんいでんすみよさんが務める。
ワークショップでは、あえてテーマを設定せず、さまざまな色や模様、形、手触りの端切れを選び、結んだり、洗濯ばさみで挟んだり、おもちゃの目玉(動眼)を付けたり、布を並べて絵を描いてみたりと、自由な発想で自由に作品を作る。
グループ名は、丹波篠山で晩秋から初春にかけて現れる風物詩「丹波霧」にちなむ。霧が優れた特産物を育むように、霧のようにまだ輪郭の定まらない幼い子どもたちの感性を、地域の大人(アーティスト)たちがふんわりと包み込んで育てていきたいとの願いを込めた。
丹波篠山市は2015年12月、丹波焼や農の営み、地域の祭礼など、暮らしに根ざした文化を育んできた点が評価され、ユネスコ創造都市ネットワークのクラフト&フォークアート分野に認定されている。
同グループは、こうした地域の文化資源を幼児教育に生かし、子どもたちがアートを通して創造力を伸ばし、自分らしく成長できる場をつくりたいと結成。多様化する現代社会の中で、単なる知識やスキルだけでなく、創造性や共感力、柔軟な思考力といった「非認知能力」の重要性が高まる中、とりわけ幼児期にその土台を育むことが効果的だという。
押部代表は、「完成した作品の出来栄えよりも、素材に触れ、試行錯誤する過程そのものを楽しんでもらうワークショップにしたい」と話している。
定員は各回20人(予約優先)。参加費500円。別途、入館料が必要(丹波篠山市民は無料)。



























