住民が処理方式変更に異議 新ごみ処理施設

2010.11.18
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  (仮称) 丹波市クリーンセンター整備・運営事業の入札が不調に終わり、 事業がストップしている問題で、 丹波市は14日、 建設予定の地元、 春日町野上野自治会住民を対象にした説明会を同地区公民館で開き、 同施設の処理方式に採用する予定だった炭化方式を断念し、 ストーカ式焼却方式を基本に検討するとの方針を提案した。 住民からは 「炭化方式でやろうと合意してきたが、 元の条件が変わってくるなら白紙に戻し、 一から見直すべきではないか」 との意見が相次いだ。 また、 市は11月中に一般市民向けの説明会を開く方向で調整を始めた。

 説明会には住民約70人が参加。 市側からは辻重五郎市長、 永井隆夫副市長をはじめ、 環境部幹部らが出席した。
 まず市が、 炭化方式を断念した理由を説明し、 燃やす方式に変更しても循環型社会の形成に寄与する安心・安全な施設を建設する方針には変わりがないことを強調。 辻市長は 「事業からの撤退など厳しい業界の事情もあり、 他の処理方式で検討せざるをえない状況となった。 断腸の思いで提案申し上げたい」 と陳謝した。
 住民からは 「炭化がよいと聞き、 受け入れたが、 もはや市と我々の信頼関係は崩れてしまった。 市から説明を受けても、 もう信用できない」 「提案として聞いておいて、 後は自治会内で検討し、 じっくり結論を出させてほしい」 「議員を呼んで、 議会の意見を聞くことはできないか」 などの意見が噴出。 今後は、 同自治会内部で、 市の提案をどう受け止めるかの話し合いが行われる。

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