校舎建て替えを検討 耐震補強工事できず 篠山市

2011.04.21
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 篠山市は、 篠山小学校の木造校舎5棟が、 耐震補強工事ができない可能性が高いことから、 近く建て替えを含めた校舎のあり方を検討する委員会を立ち上げることを明らかにした。 4月18日行われた議員全員協議会で発表した。

 委員会の設置要綱案によると、 酒井隆明市長を委員長とし、 篠山地区の自治会長会会長や保護者代表、 篠山小学校長、 識者など10人以内で構成する。 審議内容は、 「よりよい校舎の検討に関すること」 としている。

 昨年10月―今年3月まで民間業者が同校の校舎の耐震診断を行った結果、 基礎のコンクリートの強度が低いことが分かり、 実質補強工事ができない可能性が高いことが報告された。 正式な判定は、 今年中に県住宅建築総合センター (神戸市) が行うことになっているが、 市教委によると、 ほぼ補強工事ができず、 建て替えの可能性が高いという。

 

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