丹波市は、 農業者戸別所得補償制度の水田活用の所得補償交付金で、 丹波大納言小豆と山の芋について、 10アールあたり2万円の交付金を補償する補助制度を新設した。 山の芋は、 種子購入助成の下限量を50キロに引き下げ、 特産振興に取り組む。
市水田農業推進協議会が使途を決める産地資金の小豆と山の芋の交付単価を、 今年度は昨年度より4000円引きあげ、 10アールあたり 「最高2万円」 と決めた。 同協議会は、 産地資金を8項目に分類。 予算枠の関係で、 作付け面積が増えれば、 単価調整が行われ、 精算が 「最高額」 を下回る。 小豆と山の芋は昨年度、 「最高1万6000円」 の単価設定に対し、 交付額は 「1万5024円」 だった。 今年度は、 市が落ち込み分を補填し、 「10アール2万円」 を補償する。
両作物とも種子助成も継続。 小豆は昨年同様 (下限1・5キロ、 2分の1)。 山の芋は、 購入助成の下限量を昨年度までの 「100キロ」 から半減させる。 補助率は、 3分の1。
市によると、 昨年度の決算ベースで、 小豆は約300ヘクタール分、 山の芋は約10ヘクタール分の種子購入の助成の申請があった。
水田活用の所得補償交付金を受けるには、 農業者戸別所得補償制度の要件を満たす必要がある。
丹波市農業振興課 (0795・74・1465)。