救急収容率58%に改善 県立・日赤受け入れ増 丹波市消防本部上半期

2011.09.08
ニュース

 丹波市消防本部は上半期 (1―6月) の救急出動状況をまとめた。 市内医療機関への救急患者の収容率は58・7%で、 3・3%増加 (前年同期比) と、 改善した。 救急搬送総数は1259件 (同5%増)、 搬送人員は1215人(同4%)とそれぞれ増加し、上半期では過去最多。

 市内医療機関への収容数は、 713人。 うち、 県立柏原、 柏原赤十字、 大塚の3病院に687人が収容されている。 大塚の割合が減り、 県立と赤十字が増加した。

 医師数が少し増えた県立と赤十字が収容数を増やした。 市内収容率に占める各病院の割合は、 県立が23・4% (同4・7%増) で、 同5・2%減らした大塚の23・3%を上回った。 赤十字も4%増やし、 9・9%となった。

 市外搬送は、 福知山市民病院で2人、 篠山市のささやま医療センターで10人増えたが、 三田、 西脇方面への搬送はわずかながら減り、 過去3年と違った結果が出た。  

 整形外科対応が必要とみられる症状 (急病、 一般負傷、 交通事故、 労災など) で搬送された217人中、 市内収容は90人 (収容率41%) で、 約6割が市外搬送。 市内に整形外科医の常勤医が2人いて緊急手術ができる病院がない 「弱点」 が改めて浮き彫りになった。

 

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