丹波市山南町阿草地内で予定している道路改良工事の入札において、 丹波市の積算ミスが原因で落札者決定を取り消した問題を受け、 市は、 市側の設計の誤りなどが発生した場合、 入札参加者からの 「疑義申し立て手続」 を導入することを決めた。 疑義申し立てできる期間など、 詳細を検討した後、 「できるだけ早く」 （市事業監理課） 導入する方針。 市によると、 同手続を導入している例は、 小田原市、 相模原市、 藤沢市などであるが、 多くないという。

　同手続の案では、 予定価格１０００万円以上の制限付一般競争入札を対象とし、 開札後すぐには落札者を決定せず、 疑義申し立て期間は落札を保留。 予定価格制限内で、 最低制限価格以上の価格のうち、 一番低い額を電子入札システムにより対象者全員に通知する。 疑義申し立てができるのは、 入札参加者のみ （辞退者は除く）。 市は金額入り設計書を工事担当課で公表。 疑義を申し立てる場合は、 設計書を確認後、 申請書を提出する―という流れ。