山の芋スクール初開講 3月から篠山市、JAら

2012.01.29
ニュース

 篠山市、 JA丹波ささやま、 県丹波農業改良普及センターは3月から、 初の 「丹波篠山山の芋スクール」 を開講する。 年々減少する栽培者数の維持を目指して企画。 栽培初心者や関心のある人を対象に、 ほ場を使いながら、 研究者や熟練農家らが指導する。

 11月下旬まで全8回を予定。 JAや同センターの職員、 JA山の芋部会員らが指導する。 1回目は、 栽培の年間計画作りや種芋の消毒、 切断の仕方を学ぶ。 その後、 植え付けや、 元肥、 追肥のやり方、 支柱、 つる直し、 病害虫の防除、 収穫、 選別、 種芋の保管方法などを学ぶ。 般若寺のほ場で実際に栽培を体験する。

 市内の山の芋の栽培面積は、 2002年の126ヘクタールを最盛期に、 73ヘクタール (07年)、 70ヘクタール (08年)、 64ヘクタール (09年)、 62ヘクタール (10年) と年々減少。 栽培者も928人 (07年) から782人 (10年) に減っている。 山の芋は、 ▽つる直しなどの手間がかかる▽天候に影響されやすく、 栽培が難しい▽経験が必要▽栽培者の高齢化―などの要因で担い手が減っているという。

 スクールの受講の申し込みは2月15日まで。 先着20人。 定員になり次第、 申し込みを締め切る。 受講料は2000円 (種芋代含む)。 所定の申込書を市農都創造課 (079552・1114) か、 各支所、 JA営農企画課 (079・556・2288)、 JA各営農経済支店に提出する。

 

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