氷上子育て学習センターが4月5日に開いた 「お花見会」。 昨年の開花が早かったため、 初旬に設定したものの、 会場の甲賀山公園 (丹波市氷上町成松) のサクラはツボミ。
親子連れ約40人が冬の装いで、 手作りした桜もちや桜の塩漬けを混ぜたおにぎりを頬張った。 母親たちは、 「花はない」 と苦笑い。 佐藤稟音君 (5つ) は 「寒くない。 桜もちがおいしかった」 と元気に走りまわっていた。
観光客誘客にと、 同市観光協会青垣支部が3月25日から開いている 「菜の花スタンプラリー」。 同市青垣町芦田地区の春日和田山道路沿いを中心に、 20人ほどが約6ヘクタ-ルで栽培しているが、 黄色の花はほぼ見られない。
食事どころと観光施設で1つずつスタンプをもらい、 景品 (先着400人) と引き換えるラリーには花のないまま、 多くの人が参加している。
4月8日のまつりに開花が間に合ったのが、 雑木林約1000平方メートルにわたって群生している同市氷上町清住のカタクリ。 まつりを主催する清住村おこし実行委員会の長久充宏実行委員長によると、 1週間から10日遅れの開花という。 爆弾低気圧が通り過ぎた4日に気温が上がり、 ようやく5・6分咲きとなった。
長久実行委員長は、 「気をもんでいたが、 咲いてくれた。 開花が遅れた分、 月末まで花を楽しめるだろう」 と話している。
まつりでは、 地元住民による飲食バザーなどがある。 午前9時―午後5時。 JR石生駅からシャトルバスの運行もある。 入園料300円。 問い合わせは氷上観光案内所 (0795・82・8210)。
写真・8日のまつりに開花が間に合ったカタクリ=氷上町清住で