篠山市内の選手らチーム結成 国体選手も18人選出 高校生ホッケー

2015.07.16
ニュース丹波篠山市

 兵庫県篠山市内の高校生有志が集まり、「篠山市高校生ホッケーチーム」(仮称)を立ち上げ、練習に励んでいる。のじぎく兵庫国体の会場に選ばれたことがきっかけで、篠山の“お家芸”にまで成長したホッケー。出身選手らが全国各地で活躍する中、市内の高校にホッケー部がないことから、地元高校生の経験者らが自分たちで練習の場をつくりだした。所属選手からは、国体メンバーも選出。地元選手たちの今後の活躍に期待が高まる。

 所属しているのは、篠山産業高校や篠山鳳鳴高校などに通う男女約25人。毎週水曜日に丹南中学校に集まり、室内で行う「インドアホッケー」を通して、技術を高めている。

 市内では2011年度まで篠山鳳鳴高校にホッケー部があったが、現在は存在せず、高校でもホッケーを続ける選手は、市外の高校に進学し、活躍を見せている。

 そこで、小学校や中学校時代にホッケーを経験したメンバーが、「篠山にいてもホッケーを楽しむ環境を」と、今年の春に結成。その後、未経験者の友人らも参加し、メンバーが増えつつある。

 高校の部活動ではないためインターハイには出場できないが、部活動に関係なく全国の選手と戦える国体への出場を目指し、単なる練習の場だけでなく、チームとして立ち上げた。結果、男子7人、女子11人が兵庫県代表の少年男女メンバーに選出された。中にはチームに入ってからホッケーを始めた選手もいる。

 生徒らの思いを県ホッケー協会も後押し。指導者の派遣や、会場使用料の負担などで活動をサポートしている。

 

 

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