一昨年の丹波市豪雨災害で被災した兵庫県丹波市市島町上鴨阪の女性7人が、復興支援を活動の一つに掲げるグループ「丹波復興女性プロジェクト会」(今井頼子代表)を立ち上げた。手始めとして地元・前山地区で行われるイベントで手作り弁当を販売する。被災した農地が多く集まる同地区の「清水谷」での農家レストラン開店・運営も構想に入れており、女性の力で地域を盛り上げる。今井代表は「地域を活性化させ、人が集える場所や雇用を生み出し、交流人口を増やせれば」と話している。
3月20日には4人が集まり、4月10日に前山地区で行われる「桜まつり」でのお弁当販売に向け、試作品を作った。地元、五台山の「狸穴命水」から取って「ポンポコ弁当」と名付け、当日は100食ほどを販売するという。今井代表は「7人のメンバーで基礎を築き、支援していただける人が広がっていけば」と話している。