篠山の人は濃い味が好き? 6月、調査結果を報告 篠山市や兵庫医大・健康追跡調査

2016.05.22
ニュース丹波篠山市
 兵庫県の篠山市と兵庫医科大学、ささやま医療センターが2012年度から実施している「高齢化社会における健康増進と医療費・介護に関する追跡調査」が今年度で5年目を迎える。これまでの調査結果からは、篠山の人は塩味を好むことや、魚や野菜の摂取が少ない傾向が浮き彫りになっている。市健康課は、「生活習慣の乱れは認知症などのリスクを高めることにつながる。調査結果を知ってもらい、健康増進につなげてもらえれば」と呼びかけている。

 40歳以上65歳未満の国民健康保険加入者のうち、丹南健康福祉センターでの特定健診受診者が対象。市民の健康増進や病気、介護の予防を考えることを目的とする調査には、昨年度末までの4年間に市民1636人(延べ3067人)が協力している。

昨年度の調査では、塩味の嗜好について、「濃い味付けが好き」や「麺類の汁を飲む」「おかずに醤油をかける」などの質問に、一つも該当しなかった人は男性で23%、女性で61%。一方、男性の約4割が2つ以上該当すると答えた。また、1日の推定塩分摂取量も、目標値が男性8グラム未満、女性7グラム未満のところ、男性の30%、女性の24%が10以上となり、味の濃いものを好む人が一定数あることがうかがえた。

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