2人合わせて「令和」です 昭和生まれの姉妹、名前と新元号一致 「長生きしてよかった」

2019.05.06
ニュース丹波篠山市地域

和子さんが書いた名前の色紙を手にする令子さんと和子さん(左から)=2019年5月2日午後1時28分、兵庫県丹波篠山市で

姉「令子」さん、妹「和子」さん

姉妹合わせて「令和」です―。山野令子さん(82)=大阪府摂津市=と妹の畑和子さん(78)=兵庫県丹波篠山市=は、名前の漢字を一文字ずつ合わせると「令和」。「長生きしてよかった」(令子さん)、「いいことがありそう」(和子さん)と、新元号が自分たちの名前と偶然重なったことを喜んでいる。

先月1日に新元号が発表された時、和子さんは「令ちゃん、えらいこっちゃ」とすぐに姉に電話をかけたと言い、「うれしかったです」とにっこり。また、令子さんはすぐに広辞苑を引き、自分の名前にある「令」の字の意味を調べたという。

令子さんは昭和11年(1936)、和子さんは昭和16年(1941)、大阪市此花区生まれ。昭和20年(1945)3月13日の大阪大空襲も体験した。

令子さんは「平成は平和でいい時代だったと思う」としみじみ振り返り、「令和は、年寄りが安心して暮らせるいい時代になってほしい」と願う。

婦人会の役員や、更生保護女性会の理事など、まちの世話役として活躍してきた和子さん。「令和は孫たちの時代。がんばってほしい」とエールを送っている。

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