西陣織で十一面観音 織の立体美で表現 瀬戸内寂聴さんの作品も

2021.03.03
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展示作品の一つ、奈良県の聖林寺の十一面観音像=2021年2月25日午前10時57分、兵庫県丹波市柏原町柏原で

国宝の仏像を西陣織の伝統的な技法で織り上げた「織成像」(掛け軸)約20体を展示する「西陣美術織 祈りと美の回廊 全国巡回展」(同実行委員会主催)が3月4―7日、兵庫県丹波市柏原町の丹波の森公苑で開かれる。午前10時―午後5時(初日は正午から、最終日は4時まで)。入場無料。

日本人が疫病や厄災を乗り越えるために祈りをささげてきた「十一面観音像」の中でも、国宝7体のうちの6体を織の立体美で表現した作品が見どころという。「コロナ禍で不安が広がる今こそ、ぜひ観覧を」と呼びかけている。

また西陣美術織の第一人者で、とみや織物(京都)の冨屋伊兵衛さんの作品を時代順に並べた「日本美術史織展」、瀬戸内寂聴さん画「百歳観音」の西陣美術織作品展も同時開催する。

来場者には源氏物語絵巻の絵はがき(3枚セット)をプレゼント。

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