柏原病院 MRI装置を更新

2008.12.08
丹波の地域医療特集

 県立柏原病院に新しいMRI (核磁気共鳴映像法) 装置が導入された。 12年ぶりの更新で、 画像が鮮明になり、 音が静かになった。 がんや脳卒中、 整形外科疾患などの画像診断に活用する。
 ドイツ製で、 性能を現す静磁場強度は1・5テスラ。 従来の2倍の能力を持ち、 半分の時間で旧型装置と同等の画質を、 同じ時間をかけると2倍精密な画像を得ることができる。 旧型では、 1度に30―40センチの範囲しか撮影できなかったのに対し、 新型ではつま先から頭頂まで装置の設定を変えることなく撮影ができる。
 さらに、 子どもやじっとできない患者でも、 補正機能で静止状態と同じ画像が得られるほか、 乳がんの高精度診断が行える。
 開業医は、 インターネット、 電話で同装置の検査予約ができる。 造影剤を使わない検査であれば、 即日結果を返す。 脳の検査も、 脳外科診察日 (火、 木曜) を中心に行う。

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