今冬も寒さ対応で膨らみ始めたスズメの姿を報じたところ、たくさんの反響があった。大寒波が襲来した26日、兵庫県丹波篠山市内で再びレンズを向けると、今シーズンの「最終形態」が完成していた。
スズメは寒さから身を守るため、気温が下がると脂肪を蓄えたり、羽の中に空気の層を作ることから、見た目がふっくらする。
12月以降、「ふっくら」から始まり、少しずつ「モフモフ」に。そして、ついにダウンコートを着たかのような最終形態へと変化した。膨らんだスズメは、「ふくらスズメ」とも呼ばれ、「福良」「福来」など縁起物とされている。
手袋をしてレンズを向けている間も、一瞬で手がかじかんでいく寒さ。改めて、道具を使わずに寒さを乗り切る生き物たちの生命力を感じた。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)