８日からタコス料理をキッチンカーで販売する「タコマニア」の中西さん（左）と谷舗さん＝兵庫県丹波篠山市日置で

幼なじみでバンド仲間の中西弘樹さん（42）＝兵庫県丹波篠山市日置＝と谷舗佳典さん（42）＝同市二之坪＝が８日から、中西さん宅の庭にタコス料理のキッチンカー「タコマニア」を置いて営業を始める。バンド活動で国内外を回る中で好物になったタコスを、自分たちなりにアレンジし、地元産の食材をプラスしたアメリカ風タコス料理を提供する。営業は金、土、日曜のみ。

福住小、多紀中の同級生。19歳の時に４人編成のパンクロックバンドを結成。アメリカで活動する中で、テキサス州発祥のメキシコ料理「テックスメックス」に出合い、「今まで食べた料理で一番おいしい」と感じたという。

アメリカで食べた味に、日本ではなかなか出合えないと感じた二人は「自分たちで作ろう」と一念発起。音楽フェスティバルなどのイベントでも販売できるキッチンカーで営業することにした。

タコスの生地「トルティーヤ」は自家製。「小麦」「トウモロコシ」のほか、小麦に自家栽培の黒豆を配合した「黒豆」の３つから選べる。具材は、牛肉のグリル「カルネアサダ」、豚肉の煮込み「カルニータス」、チキンのオイル煮「ポジョ」、ひき肉と豆の煮込み「チリコンカン」の４種類から選べ、計12種類の味が楽しめる。１個５００円。タコス２個とトルティーヤチップス、サルサソースが付いた「タコスセット」は１０００円。

「タコスは何を挟んでもおいしい、日本の丼みたいな存在」という二人。将来は丹波篠山での音楽フェス開催を目指しており、「音楽フェスを盛り上げる際のキッチンカーの運営方法を学びたい」と話す。

営業場所は日置８９８。国道３７２号沿い。城東支所前交差点から西へ約５００メートル。営業は午前11時―午後４時。インスタグラムで情報発信している。